【PMDA】ケトプロフェン(外皮用剤)の 妊娠中における使用について 2014/05/02 up!
【概要】
医薬品・医療機器安全性情報 No. 312
ケトプロフェン(外皮用剤)の妊娠中における使用について
非ステロイド性消炎鎮痛剤であるケトプロフェンの外皮用剤は,ゲル剤,パップ剤,ローション剤,クリーム剤,テープ剤が,局所における鎮痛・消炎を目的に患部に使用する薬剤として,それぞれ昭和61年7月,昭和63年3月,昭和63年9月,平成元年3月,平成7年8月に医療用医薬品として承認されています。
ケトプロフェン製剤の妊娠中の使用については,坐剤及び注射剤は既に妊娠後期の女性への使用が禁忌とされていますが,外皮用剤については禁忌とされていませんでした。
今回,妊婦がケトプロフェンのテープ剤を使用して胎児動脈管収縮等が起きた症例が集積したこと等から,厚生労働省はケトプロフェンのテープ剤を含む外皮用剤について妊娠後期の女性への使用を禁忌
とするなどの使用上の注意の改訂を指示しましたので,その内容について紹介します。